自律神経は心拍や呼吸、消化のように人間が自分の意思で動かすことができない部分の神経を管理している神経です。
自律神経は起きている時や興奮している状態の時に働く交感神経と、眠っていたりリラックスしている時に働く副交感神経
から成り立ち、お互いにどちらかが働いている時にはどちらかが休息しているという形で反比例してます。
通常はこの二つの神経がお互いにバランスをとることで自律神経が整い健康に過ごすことができますが、
バランスが崩れしまうと身体の様々な所に支障がでてきますし、環境や生活リズムの乱れなどに加えて現代社会は
ストレスが多くこの自律神経がうまく切り替わらない状態に陥っている人も少なくありません。
そういった乱れは自律神経失調症と診断を受けることもあります。
汗をかくというのは緊張や不安、ストレスといった刺激を受けて交感神経が働くことによって起こっています。
なので通常であれば副交感神経が働きリラックスモードに突入することが出来れば汗も治まるのですが、
いったんバランスが乱れてしまうと交感神経ばかりが活発になってしまいます。暑いわけではないのに
汗が尋常ではないくらいでてきたり、緊張すると汗が大量で出てしまったりすると、自分でコントロールすることはできません。
また、汗をかいたらどうしようと考えること自体がストレスになり緊張につながり、
ますます汗かきに拍車をかけてしまいます。
自律神経の乱れによる汗かきを改善するには
まず生活習慣を見直してストレスを解消することが重要になります。
またあまりにひどい症状である場合には手術を行うことも、症状改善の一つの方法です。